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施設入居は家族にも影響する?負担とメリット・デメリットを考える

施設入居者に面会する家族の画像 コラム

大切な家族を自宅で介護するか、施設にお願いするか――。
どちらも簡単に決められるものではありませんよね。

特に、施設入居を考えたときは、「家族にかかる負担」も無視できないポイントです。
今回は、家族側の視点から、施設入居時の負担や、自宅介護との違いについて整理してみたいと思います。

施設入居に伴う家族の負担とは?

「施設に入れば家族の負担はゼロになる」と思われがちですが、実はそう簡単ではありません。

① 経済的負担

施設には月々の利用料がかかります。
介護保険の適用があっても、特別養護老人ホームなら5万〜15万円、民間の有料老人ホームなら10万円〜30万円以上と幅があります。

お金のイメージ画像

さらに、入居一時金や保証金が必要な施設もあるため、まとまった資金の準備が必要になることも。

② 心理的負担

「本当にこの選択で良かったのか」
「本人は施設に馴染めるだろうか」
といった不安や、罪悪感を抱える家族も少なくありません。

特に、長年自宅介護を続けてきた家族ほど、心に葛藤を抱えやすいものです。

③ 手続き・対応の負担

入居前には、各種書類の手続き、契約、必要な持ち物の準備など、想像以上に細かい作業が発生します。

入居後も、定期的な面会や医療対応時の付き添いなど、完全に「任せきり」にはできない場面が出てきます。

自宅介護と施設介護を、家族目線で比較すると?

では、自宅介護と施設介護、それぞれを家族の立場から見たメリット・デメリットで整理してみましょう。

メリットデメリット
自宅介護・住み慣れた環境で本人が安心できる
・家族の絆が深まる場合も
・介護負担が家族に集中する
・24時間対応が必要になり疲弊しやすい
・医療ケアが難しいケースも
施設介護・24時間体制で専門スタッフに任せられる
・家族が介護以外の生活を取り戻せる
・費用負担が大きい
・本人が環境に慣れるまで時間がかかる場合がある
・家族が「離れてしまった」寂しさを感じることも

どちらも一長一短であり、「どちらが絶対に正解」というものではありません。
家族の生活環境、本人の状態、経済的事情をトータルで考えて、ベストな選択を探すことが大切です。

まとめ:家族にとっても「納得できる選択」を

施設入居は、本人だけでなく家族にとっても大きな転機です。
だからこそ、「なんとなく」で決めるのではなく、じっくり情報を集めてから選ぶことをおすすめします。

最近は、インターネットで施設の資料を取り寄せて比較検討できるサービスも増えてきました。
いざというときに慌てないためにも、早めの情報収集が家族みんなを守るカギになるかもしれませんね。

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